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私って、CRPSなの? 2 (割れる医師の意見) 

 私は2つの病名をもらっています。「神経損傷による麻痺・機能障害と神経因性疼痛」、そして「CRPSタイプ2」です。それぞれについて、お医者さんの意見を紹介します。

 まず、米S大学病院リハビリテーション&理学療法科のA医師。
 「確かに一時はCRPSも疑いましたが、現在はそうではないと判断しています。症状が軽すぎるのです。CRPSだったら、もっと足が腫れ、色が変わり、皮膚に光沢が出てくるなど、はっきりした変化が表れます。アツコの足は、外見はほとんどノーマルですよね。腫脹も温度変化もマイルドで、CRPSらしくありません」
 「それに痛みが起きている部分が最初に損傷した神経の支配領域に限局していますし、痛み自体もだんだん良くなってきています。CRPSは、そんなに簡単にはよくなりませんよ。神経が損傷した部分だけでなく、そのほかの領域に腫れや痛みや広がっていきます。私は足首を怪我したのに、膝、腰、さらに腕へと症状が広がっているCRPS患者さんを診ています。神経損傷をきっかけに、さらにもう一歩進んで、普通の医学の知識では考えられない異常が起きるのがCRPSです。だから難しいのです」。

同じ大学病院のペインクリニックのB医師。
 「CRPSと考えてよいでしょう。学会が決めたCPRSの診断基準というものがあります。1年近く疼痛とアロディニアが続いており、患部の温度変化があり、過去に腫れがあったのなら、この診断基準をすべて満たします
 「症状が軽いもの、痛みが限局しているものは除くといったことは、診断基準には書いてありません。症状の軽い患者だっていますし、症状が一定の場所に限局し、何年もずっとそのまま、ということだってあります。いろいろなCRPSがあるのです。診断は客観的な基準に基づいて行われ、あなたの症状はそれに合います。だからCRPSと診断してよいと思います」

メールで相談した、日本の大学病院ペインクリニックのC医師。
 「私の知ったデータからは、あつこ様の病態は典型的なCRPSと考えます。世界疼痛学会(IASP)の診断基準にも合致します。(あつこ:損傷による神経因性疼痛か、CRPSかはどうやって鑑別するんでしょう?)CRPSは神経因性疼痛の一種と考えます。神経組織の損傷か機能異常によって起こる痛みを神経因性疼痛といい、その中でIASPの基準にあった場合をCRPSといっています」

 ふーむ。ペインクリニックのB、C医師は、ともに国際学会の決めた診断基準に合うからCRPSである、と仰ってます。明快です。
 これに対してリハビリ科のA医師は、これまでのご自分の臨床経験に照らして、CRPSにしては経過が良すぎる、と思っておいでです。診断の仕方が科学的でない、という批判もあるでしょうが、多数のCRPS患者を診てこられた専門医の直感は馬鹿にできません。事故直後からずっと私を診察し、誰よりも経過をよく把握されている方が「違う」とおっしゃるからには、やっぱり何か違うんじゃないか、という気もします。
 今のところ、私はおそらく学会の定義に照らせばCRPSに当てはまるんだけど、臨床的にはボーダーにいると言えるくらい軽いんだろうと自己診断しています。

 それにしても、CRPSという病名の適用範囲が、医師によってかなり違いますね。これは勘ですが、おそらくリハビリ科や整形外科よりペインクリニックの方が、CRPSの適用範囲を広く取っている感じがします。ペインクリニックはCRPSという疾患に早くからなじんでいたはずですし、何といっても疼痛の専門家です。
 別にペインクリニックに限りませんが、お医者さんは一般に、自分の専門領域に引きつけて患者を診立てる傾向があると思います。確定診断ができない病気なので、科による違いが出やすいのでしょう。

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