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はじめに 

・当サイトには、神経損傷/CRPSについて、管理人が調べた情報を記録しています。
・科学的根拠に乏しい、またはあっても管理人や読者に分からない治療や薬を紹介・宣伝していると判断したコメントは、削除・修正させて頂く可能性があります。
・当ブログで報告した情報に関連して、個人的体験などをお寄せいただくのは大歓迎です。上記紹介・宣伝との線引きは難しいですが、管理人の常識・信条に従って判断します。
・当ブログに載っている情報の利用は、ご自身の責任でお願い致します。「信じてやったらこうなった。どうしてくれる」と言われても、責任は取れませんです。
・管理人は、医学には素人です。間違い・勘違いなど、ご指摘戴けましたら幸いです。

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合法的麻薬輸出入マニュアル 

前回、お役所への文句書いてるうちに、結局どうすればいいの?という点が分かりにくくなってしまったので、改めてまとめます。海外在住者がモルヒネなどの医療用麻薬を持って日本に入国する際に必要な日本側での手続きは、以下の通りです。

麻薬輸入の手続:

1、入国する空港がある場所の地方厚生局(成田空港なら関東信越厚生局)麻薬取締部に電話し、麻薬携帯輸入申請書をFAXで送ってもらう。
2、医師に診断書を書いてもらう。記載事項は、患者の氏名、住所、麻薬を必要とする理由、一日当たりの処方量。英語でも日本語でも可。
3、1の申請書を記入して、2の証明書と共に厚生局麻薬取締部にFAX送信し、書類に不備がないか確認してもらう。(関東信越厚生局の場合です。ほかの厚生局にも同様のサービスがあるかどうか分かりません。ご存知の方は教えて下さい。)
4、厚生局麻薬取締部のOKが出たら、Fedexなどで申請書と証明書を送る。日本入国日の2週間前までに届くようにする。
5、厚生局麻薬取締部から、麻薬携帯輸入許可書が送られて来る。
6、ブツと許可書を持って日本に入国し、税関で提示する。

特記事項:

1、日本での滞在後、使い残した麻薬を持って日本を出国する場合は、麻薬携帯輸出許可書が必要。最初に「輸入」と「輸出」の両方の申請書を送ってもらい、それぞれについて許可書をもらっておく。
2、逆に日本在住者が麻薬を持って海外旅行する場合も、手続きは同じ。出国時には輸出許可書、帰国時には輸入許可書が要る。窓口は、住所のある都道府県を所管する地方厚生局になる。
3、薬監証明は必要なし(注:麻薬の場合だけ。ほかの薬については必要な場合があるのでご注意を。)
4、疑問点は、税関相談官地方厚生局麻薬取締部に問い合わせる。
*成田空港の税関相談官と関東信越厚生局の麻薬取締部(指導監視部門とは別のところ)は、非常に的確、かつ親切に応対して下さいました。ありがとうございました。

モルヒネ持って日本に帰りたい 2 

 さて翌日。関東信越厚生局から入手した、2組の書類を見てみます。
麻薬取締部からファックスで送ってきた「携帯による医療用麻薬等の輸入・輸出の手続き方法」計8枚は、非常に分かりやすいです。申請時に記載するのは「携帯して輸入(輸出)しようとする麻薬」「入国(出国)する理由」「麻薬の施用を必要とする理由」など。そのほか医師の診断書が必要で、患者の住所、氏名、麻薬の施用を必要とする理由、一日当たりの処方量を記載して下さい(特定の書式なし)とある。ふむふむ。了解。
 一方、指導監査部門に教えられてダウンロードした「薬監証明の取得について」計8枚の方は、何が書いてあるのかさっぱり分かりません。携帯による持ち込み(手荷物)の場合は、「税関が発行した携帯品留置票」を添付せよとか、「当該品が保税蔵置されている場所の名称及び所在地を記入」せよとか、どうも、ブツが税関に着いた後に申請することを想定しているようです。自分で薬を持ち込む場合は、一体、どうすればいいんだろう?そのほかにもよく見ると、「薬の構造式」まで記載するようになっています。構造式って、カメノコとか、CとかHとかでできてるアレかしら? まあ、何とか調べられないこともないだろうけど、こりゃ大変だなあ・・・
 ちょっと意気消沈した私は、とりあえず「留置票」と「保税蔵置」(この言葉自体、知っている患者がいたらお目にかかりたいくらいだよ)の方を片付けようと、もう一度厚生局に電話をかけました。すると、今回出てきた担当さんは、明るい声でこうおっしゃいました。
「麻薬の場合は、麻薬及び向精神薬取締法の所管になりますので、薬監証明は要りませんよ」
 はあ?何か話が昨日と全然違うんですけど・・・。
「麻薬取締部の方で、麻薬輸入許可の手続きをお聞きになったんですね。麻薬及び向精神薬取締法の方が、厳しい法律なんです。そちらで厚生労働大臣の許可を取られたら、それで終わりです。厚生労働大臣は2人はいませんから」 
 いやまあ、確かに2人はいませんが、そういう話じゃないような・・・。でもまあ、規制機関の担当者がいらないというものを、当方が要ると食い下がるのも変な話だし・・・。呆然とした私はとりあえず、わかりました、と言って、電話を切って寝てしまいました。(何しろこっちは夜中なのだ。)

 さて、一晩寝て起きて今日になっても、当然疑問は解消されませんでした。もう1回関東信越厚生局に電話かけてもなー。要ると言われても要らないと言われても、疑問が残るし。
 悩んだ私は、再び厚生省医薬食品局監視指導・麻薬対策課に電話しました。電話で事情を説明し、要するに薬監証明って要るんですか?と聞いてみたが、「それはこちらではお答えできません。我々は関東信越厚生局をご紹介したわけですので、そちらで納得されるまで聞いて下さい。ではよろしくお願い致します。ガチャリ
 あれ、いきなり電話を切られちまった。うーむ。厚生局の対応に文句つけてると思われたんかな。で、同じように文句つける奴が多いんで、その対応もすでに手慣れてるって感じだな。うーむ。さすが、ニッポンのお役所だ。コノヤロー。
 しかし困ったなあ。どうしよう・・・。私は悩んだ末、関東信越厚生局にもう一度電話をかけました。そして、一昨日と昨日で違うことを言われたこと、どちらを信じればいいのか混乱していることを説明し、「モルヒネを持ち込む際に薬監証明が要るのかどうか、責任あるご回答を頂きたいのですが」と、今度は少し強気に出てみました。と、返ってきた説明はこうです。
 「薬監証明の申請というのは本来、物が税関に届いてから出すものなんです。事前に申請するというのは、あくまで特例です」
 「医薬品は、税関で止められなければ、そのまま持ち込んで構いません。でも税関が何らかの理由で疑問を持って止め、薬監証明を取ってください、と言われる場合があるということです。税関がどのように判断するかは、我々には分からないんです」
 「麻薬及び向精神薬取締法による輸入許可証を取っていれば、通常は、あくまで通常は、大丈夫だと思います。でもあなたが持ってくるものを税関が麻薬と判断するかどうかは分かりません。薬といっても変なものを持ってこられることもありますし、税関がどう判断するか、こちらでは何とも言えません。厚生局がこういった、という言質を取りたいんでしょうが、私どもは保証できないと申し上げているのです」
 あー、そういうことか。つまり、普通は輸入許可証だけで大丈夫なのね。でも「厚生局が大丈夫だと言った」という言質を取られたくないから、それはハッキリ言わない、と、こういうことね。でもこれじゃ患者は、どうすればいいのかわからないよ。万一のために薬監証明も取った方がいいの?それとも要らないの?
 しかも「言質を取りたいんでしょうが」だの、「変なものを持ち込むかも」だの、どうしてこんな言い方するんでしょうねえ。こんな風にねちねち責められたら、ただでさえ気力が弱ってる患者は、地の底まで落ち込んでしまいます。半年前のヘロヘロの私だったら、受話器を握る気力すらなくしてたよ。まあ、今の私の口調を聞いて、患者本人だと思う人はいないかもしんないけど、でも口だけ元気出していたって、痛みの問題は切実なんです。

 と、ここまで書いた後、同僚と電話で話していたら、「それなら、成田税関に問い合わせてみりゃいいんじゃないですか?」と言われました。・・・そうか。そりゃそうだわ。
 と、いうわけで、早速、成田空港の税関相談官に電話。そしたら、至極あっさりと「モルヒネは、麻薬及び向精神薬取締法での扱いになります。薬監証明は関係ありませんよ」・・・と、ものの10秒で聞きたいことが分かってしまった。拍子抜け~。

 それにしても、厚生省医薬食品局監視指導・麻薬対策課および関東信越厚生局指導監視部門の皆様。担当業務以外のことについては一切説明できない、というなら、それはそれで仕方がありません(ちゃんと要らないって明言して下さった方もいたけど)。でも、それならなぜ「それは税関に聞いてみて下さい」と一言、言って頂けないんでしょう? 同じような問い合わせが、今までまったくなかったとは思えません。その全員を、こんな風に扱ってこられたんでしょうか?やりきれません。

モルヒネ持って日本に帰りたい 1 

 今回は、先日書いた「同時進行ルポ・自分の病気の論文を探してみる」の続きを書くつもりだったんですが、すみません、ちょっとお休みして、ここ数日取っ組んでいる(で、結構苦労している)別の話を取り上げさせてもらいます。
 管理人あつこは、現在米国に住んでいますが、近く日本に帰ろうと考えています。その際に気がかりなのが、常用しているモルヒネを持って帰るのは可能か?ってことです。正確にはモルヒネの徐放剤であるMSコンチン。日本にもある薬なので、帰国後は日本の先生に出して頂けますが(これも承認はがん性疼痛なんで、CRPSは適応外ですが)、朝晩飲んでいる薬ですから、一日だって切らせません。当座の分は、持って帰るしかない。
 だけどモルヒネって麻薬だもんねえ。まさかポケットに入れて持ち帰るってわけにもいくまい。麻薬探知犬に見つかって、没収されても困るし。どんな手続きが必要なんだろう?

 国のがん情報センターによると、モルヒネ持って海外旅行するには、住んでいる都道府県を管轄する地方厚生局に申請するらしいです1)。でも海外在住の場合はどうなるのかな。それに、旅行じゃなくて帰国の際も、同じ手続きでいいのかなあ・・・。
 どーもよく分からないので、この際、大元締めに聞いてみることにしました。「厚生労働省医薬食品局監視指導・麻薬対策課」。医薬品の個人輸入に関する通達をよく出してるところです。というわけで、電話をかけました。

もしもし、アメリカに住んでる患者なんですけど、現在服用しているモルヒネ持って帰るにはどういう手続きが必要なんでしょうか。
 「どちらから入国されますか。成田ですか」
そうですね。
 「それなら、関東信越厚生局になります。048-740-0711です」
どうもありがとうございました。
 なるほど、入国する場所によって管轄が決まるわけですな。ってことで、今度は関東信越厚生局に電話をかけます。

もしもし。(以下同文) 
 「それでしたら麻薬輸入許可を取って頂くことになります。こちらからFAXでフォームをお送りしますので、それに記入して、主治医の診断書つけて頂いて、Fedexか何かでご返送下さい。申請は英語でされますか、日本語ですか」
日本語でお願いします。日本人なんで。診断書は英文でいいですか。何を書いてもらえばいいですか。
 「英文でいいですよ。患者名、病名、薬の名前、一日あたりの量、ドクターのサインが必要です」
分かりました。
 「記入したら事前にFAXして頂けば、こちらで不備とか記入もれとかチェックしますんで、その上で送って頂くということで」
それは助かるな。役所には珍しいサービスの良さだ、と心中で感心。どうぞよろしくお願いします。
 「ただ、うちの所管は麻薬及び向精神薬取締法ですんで、それ以外の、薬事法とかの手続きは分からないんですよ。それは別の、ウチの上部組織になるんですが、厚生局の方にお問い合わせ頂けますか」
あれ?えーと、こちら厚生局じゃないんですか。
 「厚生局の中にあるんですけど、麻薬取締部というところです」
わかりました。念のためお名前頂けますか。
 「○○と申します。じゃ、10分以内にお送りします」
ありがとうございました。
・・・うーん、素晴らしい。役所らしく縦割りではあるが(笑)、迅速・親切・丁寧な応対である。で、今度は教えてもらった薬事法の担当課に電話する。

もしもし(以下同文)
 「えーと、それは麻薬の輸入許可が要ると思うんですけど」
 それは今、麻薬取締部の方に手続きを伺いましたので、薬事法の方の手続きを教えて頂きたいんですが。
 「そうですか。あっちはOKなんですね」
いやまあ、まだ手続き聞いただけなんですけど・・・。ってか、そうじゃなくて、薬監証明(って名前だろうと、ネットから当たりをつけたのだ)はいらないんでしょうか。麻薬を持ち込む場合。
 「要指示薬、処方薬の場合はですね、1ヶ月分までは、税関で認めることになってます」
 それは知ってますけど、モルヒネの場合、特別な許可はいらないんですか。と、私はこのあたりから、だんだんイラついてくる。
 「ちょっと待ってくださいよー」
と言って、後ろで何か話している。こういう問い合わせって少ないのかな。
 「えーとですね。うちのホームページの左下に薬監証明の取得について、って欄がありますね。そこから書式をダウンロードして頂いて」
 と言われ、サイトを確認する。医師向け、試験研究用など、3種類の書式が載っている。この、『医薬品等の個人数量の超過の場合』っていうのでいいんですか。
 「個人で1か月分を超える医薬品を持ち込む場合には、薬監証明という形で、適正に使用されるということを・・・」
 いや、そういうことを聞いてるんじゃなくてですね。数量超過じゃなくて、モルヒネ持込みの場合でも、この書式でいいんですか。
 「それでいいです」
 早く言ってよ。と、心の中で叫ぶ。さらに手続きの詳細を聞こうとすると、
 「全部、そっち(書式)に書いてありますから。そこに書いてあることがすべてですから」と、逃げられてしまう。要はよく覚えてないんだろうな。とりあえずコレ、読んでみるしかないか。
 「内容を審査の上、認められることもありますので。記入漏れとかあったら出せませんので」
 なんかずいぶん逃げ腰の対応だなあ。単に役所的修辞なのかもしれないが、あんた、許可出したくないんかい?と言いたくなってしまう。私がもう一度故郷の地を踏みたいと願っている進行がんの患者や家族だったら、こんな対応されたら激怒するだろう。
 しかし、本当にこの書式でいいのかなあ。なんか不安になってきた。あのー、念のためお名前頂けますか。
 「別に私が審査するわけじゃありませんから」
 そんなこと思ってませんよ。問い合わせの際、相手の名前を確認するのは普通でしょ。と心中で毒づきつつ、いえ、それは理解しておりますが、確認のために一応。
 「△○です。でもうちは名前は普通お出ししないんです」
もう、心の底からイヤそうである(笑)。私も、あんたとはもうお話したくない。次は別の人が出てくれないかな。と思いつつ電話を切る。
 というわけで、2組の申請用紙が手に入ったのだが・・・この話は翌日、最初からひっくり返ってしまったのでした。以下次号。

国立がんセンターがん対策情報センターがん情報サービス「痛み止めの薬」のやさしい知識 Q42「モルヒネなどの痛み止め」を使いながら、海外旅行できますか?

同時進行ルポ・自分の病気の論文を探してみる 1 

 先日ガバペンチンの紹介を書いていて気がついたんですが、私の手元には、「CRPS、あるいは神経外傷後の疼痛の患者さんにこの薬を投与したら、こうなりました」と報告している論文がありません。この疾患になってから、神経因性疼痛に対する臨床試験の論文はかなり集めたんですが、ほとんどは帯状疱疹後の疼痛か、糖尿病性の疼痛の患者さんが対象です。たまに疾患を限定せず、「アロディニアハイパーアルジシアがある人」を対象にしている論文もありますが、よく読むとやっぱり病気に起因する疼痛が多いみたい。

 日本の大学病院のF医師は「帯状疱疹後の疼痛に効くなら、CRPSにも効く可能性が高いですよ。(痛みのメカニズムは)ほとんど同じですから」とおっしゃいます。それはそうかもしれませんが、「ガバペンチンの実力 2」で書いたように、帯状疱疹後や糖尿病性の疼痛には効果があったのに、CRPSタイプ1ではハッキリした効果が見られなかった(ないとは限りませんが)、なんて例もあるわけで・・・。私はやっぱり、同じ病気の患者に直接薬を投与してみて、その結果がどうだったのか、という臨床試験について知りたい。というわけで、CRPS/神経損傷の臨床試験の論文を探してみることにしました。

 ここで、なぜ論文なの?本を読むとか、先生に聞いてみる方が早いんじゃない?と思った方も多いと思います。この点について、あつこなりの考えを書いておきますね。
 現在、あらゆる治療は、臨床試験によって効くか効かないかを判定されます。患者さんを、その治療をするグループとしないグループに分け、経過を比較するのです。効果はあったか、副作用はどうか、死んじゃうようなことはなかったか。治療を受けている間は、患者はもちろん医師にも、どの人が治療を受けているか、どの人がプラセボ(ニセ薬)を飲んでいるかが分からないようにします。そんな風にきっちり行われた臨床試験というのは、薬の効果を判定する一番確実な方法で、それを報告する論文は、最も信頼できる情報源です。

 でもそれはお医者さんが読んで、患者に最適の薬を選んでくれるのでは?と思うかもしれません。確かに原則はそうなんですが、ハッキリ言って、お医者さんだって忙しい。あらゆる病気について最新の論文をくまなく読み、勉強しているヒマなんてありゃしません。ましてやCRPSなんて、患者は少ないし治療はハッキリしないし、よっぽどの専門医でない限り、最新の状況をフォローするのは難しいでしょう。
 その点、患者は自分の病気だけに集中できます。CRPSの患者は何年、何十年と痛みと付き合っていかざるを得ないので、調べる時間はタップリあります。患者が自分で情報を得て、「こないだの『PAIN』にこんな結果が出てましたが」とか、「最近でたファイザーのガバペンチン、どう思われますか」などとハッタリかませば、もとい、丁寧に質問すれば、先生も慌てて勉強します(笑)。いや、ホントの話。で、患者が論文読んだくらいじゃなかなか分かんないことを、教えてくれたりします。

 それに、どんな医師だって、患者の状態や希望を、100%把握するのは不可能です。臨床試験の論文を自分で読んでいれば、先生に「○○を試してみましょう」と言われた時、「それって、腎障害出ますよね。私、腎臓悪いんですけど」とか、逆に「それ、NNTそれほど良くないんじゃないですか。体力は大丈夫なんで、もっと効果が高い薬をやってみたい」とか相談できます。

 もう一つ、日本にはないけど海外では広く使われ、効果が確認されている、という薬が見つかることもあり得ます。ガバペンチンだって、アメリカでの承認から13年遅れたわけですし。こういう治療については、日本の先生は(たとえ知ってても)向こうからは教えてくれません。でも実を言えば、海外からそうした薬を自力で輸入し、医師と相談しながら使う、という手段はあるのです。そうした手段を取ることを、私は決してお勧めするわけじゃないですし、やってみた結果にも責任は取れませんが、選択肢のひとつにはなると思います。法律上も合法です。この話は、またいずれ詳しく書きますね。

 どんな病気でも、本人より切実に情報を欲している人はいませんし、本人ほど自分の痛みをよく知っている人はいません。ほかの多くの病気と違って、CRPSは症状を取ることがゴールです。本人が治療を熟知していることが目標への早道だと、私は感じています。

 閑話休題。ってか、寄り道し過ぎちゃった。「ゴタクを並べるより実用に徹する」ってのがこのブログのコンセプトなんだけど、全然その通りになってないな。
 気を取り直して、先へ行きます。論文を探す時、私はまずPubMedを利用します。米NIH(米国立衛生研究所)が、ほとんどあらゆる医学文献のアブストラクト(概要。通常、論文の一番最初についている部分)をデータベースにし、それをウェブ上でタダで公開してくれているのです。いやあ、太っ腹だねえ。日本の国立研究所も、これくらいのことをしてくれたら見直すんだけど。英語にアレルギーがない人、あるけど背に腹はかえられない人(私です)には、これが最もおススメです。CRPSに限らず、あらゆる怪我・病気の、世界最新の治療法を、くまなく調べることができます。
 臨床試験の論文だけでいいなら、左サイドバーの「Clinical Queries」ってとこをクリックして、一番上に「CRPS」と入れて検索します。10月4日時点で、全25件。少ないなあ。「RSD」でも27件。「アロディニア(allodynia)」だと109件。「神経因性疼痛(neuropathic pain)」151件。「神経損傷」・・・これはnerve injuryでいいのかな。おお、313件だ。でもきっと痛み治療だけでなく、手術の話なんかが沢山入ってると思う。
 というわけで、ようやく論文の一覧表が取れるところまでこぎつけました。・・・力尽きちゃったので、この項続きます。




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